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  ニュース     2021/01/28 19:00

中国:半導体12nmプロセス年内量産へ、上海市発改委が報告書 無料記事

  【亜州ビジネス編集部】上海市で24日開幕した「両会」(人民代表大会と政治協商会議)に同市発展改革委員会が提出した2021年の報告書に、半導体製品の12ナノメートル(nm)プロセスによる量産実現が盛り込まれた。メディア報道によると、ファウンドリ中国最大手、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)の子会社で、2016年に張江科学城(上海市浦東区)に設立された中芯南方集成電路製造有限公司を想定しているとみられる。DRAMエクスチェンジが27日報じた。
 中芯南方は中国で初めて14nm以下の生産ラインを稼働させる「12インチ半導体SN1プロジェクト」の推進母体。プロジェクトの投資総額は90億5900万人民元(約1450億円)で、回路線幅14nm、または14nm以下の12インチウェーハ月産3万5000枚を計画している。立体構造トランジスタ(FinFET)も中国で初めて導入する予定だ。SMICにとって、14nm以下製品の研究開発(R&D)と量産の主要プラットフォームとなる。
 SMICの梁孟松・聯合首席執行官(Co-CEO)は19年に、FinFETのR&Dは順調で、12nm開発も顧客での導入段階に入ったと表明していた。同年末の時点では、中芯南方の12インチ先進プロセス生産ラインは試験生産段階だったという。



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