1月28日に始まる2021年の「春運」（春節前後40日間の特別旅客輸送態勢）期間について、国営の中国国家鉄路集団は鉄道利用客が延べ4億700万人に達するとの見通しを示した。これは20年実績（2億1000万人）の約2倍に相当する規模。新型コロナウイルス流行前の19年実績（4億1000万人）とほぼ同水準だ。1日当たりの利用客は延べ1018万人を見込んでいる。複数メディアが29日伝えた。
　21年の「春運」期間は1月28日から3月8日まで。鉄道チケットは12月30日から販売を開始する。国家発展改革委員会は先ごろ、新型コロナウイルスの感染再拡大を防ぐため、各部門が協力して防疫対策を進める方針を示している。
　春節は帰省などで人の移動が爆発的に増えるため、今年初のコロナ感染拡大の大きな要因になったとされる。一部メディアは先ごろ、コロナ感染再拡大を防ぐため、中国政府が春節前のワクチン5000万人接種を計画している――と報じた。


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