【亜州ビジネス編集部】資本再編を機に、乗用車メーカーの力帆科技集団（601777/SH）が事業成長の道を再び模索している。2021年は複数の新モデルを市場投入する計画だ。前年比の50％増収を目指している。毎日経済新聞が24日付で伝えた。
　帆科技は今年1月に資本再編の完了を報告したばかり。社名を力帆実業集団股フン有限公司から力帆科技集団股フン有限公司に変更した。新たに吉利邁捷投資有限公司（吉利邁捷）、重慶満江紅股権投資基金合夥企業（満江紅基金）を株主に迎え入れている。科学技術化、電動化、スマート化の転身を宣言した。
　帆科技はこのほど、吉利グループから導入した新型乗用車で純電気自動車の「80v」をラインオフ。自社の「重慶蔡家生産基地」で量産に乗り出した。MPV（ミニバン）の80vは、NEDCモードで航続距離400〜500kmを実現。動力電池交換式の電気自動車（EV）となっている。
　さらに「60S」と「80X」を年内に量産する計画。タクシー車両の60S、スポーツ用多目的車（SUV）の「80X」も電池交換式のEV製品とする。


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