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  ニュース     2021/06/22 19:00

中国:Z世代の消費スタイル、利便性やアウトドアに関心強める 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】2021年上半期の若者消費は、利便性やアウトドアなどを求める傾向がより顕著となっている。特に即席食品やスマート小型家電が評価を高めた。生活の質を向上させるスマート小型家電は、コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えたことから注目度が一段と上昇。電気髭剃り、床洗浄機、ブルートゥースイヤホン、エアフライヤーの販売台数が上位にランクインしている。ピン多多(PDD/NASDAQ)による調査報告として、毎日経済新聞が20日付で伝えた。
 ある経済学者は「流動人口と定住人口の家電需要は、大きく異なる」と分析。今年5月に発表された「第7回人口センサス」(国勢調査)では、20年までの流動人口が3億7600万人に達し、その中には「Z世代」(1995 2009年生まれ)も多く含まれている。小型で利便性の高い家電は、今後も大きな成長の余地があると指摘した。
 一方、飲食の面では、袋を開けてすぐに食べられるナッツやスナック類の販売量が引き続き拡大している。前年同期比で120%増と大幅な伸びを記録した。多数のブランドが年間販売1億件を突破するなか、発熱剤を同梱したタイプの米飯製品が伸び率トップを飾っている。低カロリーの栄養食品なども、95後世代を中心とした消費者層に広く受け入れられた。
 近郊のアウトドアやレジャーも人気だ。テントやリュックサック、折り畳み式の椅子や寝袋などで、国内メーカーの健闘が目立った。同時に日傘やサングラスも前年比で2倍以上も実需が伸びている。


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