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  ニュース     2020/09/30 19:00

中国:大量供給でオフィスビル空室率悪化へ、21年に北京市25% 無料記事

 北京市内の高級オフィスビルで空室率がさらに高まりそうだ。オフィスビルの完工ラッシュが続くなか、向こう15カ月内に事務フロアが200万平方メートル拡大する見通し。2021年の空室率は25%近くにまで悪化し、直近10年来で最高を更新するとみられている。コリアーズ・インターナショナル中国エリア幹部が語った内容として、中国新聞網が9月30日までに伝えた。

 新型コロナウイルスの防疫、経済活動の回復などを追い風に、足元ではオフィスビル賃貸需要は復調にあるものの、戻りのペースは鈍い。第3四半期の高級オフィスビル賃貸需要は今年初めてプラス成長に転じた。7〜9月の新規需要は4万2000平方メートルの純増。自社ビル分を除いた新規需要は1万6000平方メートルの純増となったという。

 ただ、自由貿易試験区と示範区の効果による入居需要は創出されると期待されるが、純増は長続きしない見通し。21年は今回の供給ピーク最終年を迎えるためだ。北京中央ビジネス区(CBD)でも新築物件のオフィス賃貸が相次ぐ。


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