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  ニュース     2021/02/02 19:00

中国スマホ出荷10〜12月に0.3%増、華為は首位キープ=IDC 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】米調査会社IDCは1日、2020年第4四半期(10〜12月)の中国スマートフォン出荷台数が前年同期比0.3%増の8640万台だったと報告した。前四半期の14.3%減から、小幅ながらプラス成長を回復している。メーカー別では、米制裁措置の影響を受けて華為技術(ファーウェイ)の出荷数が大きく減少。ただ、ファーウェイは首位の座を維持している。
 ファーウェイの出荷数は前年同期比34.5%減の2170万台。上位5社のうち、唯一のマイナス成長となった。市場シェアは25.1%で、前年同期の38.5%から大きく縮小している。
 一方、前四半期に5位だった米アップルが2位に浮上した。新たに投入した「iPhone 12」シリーズが貢献した格好で、同社の出荷数は34.7%増の1670万台(市場シェア19.3%)に伸びている。また、OPPO広東移動通信が18.3%増の1670万台(同19.3%)で同率2位となった。
 このほか、前四半期に2位だった維沃移動通信(vivo)は4位に転落。出荷数は9.2%増の1540万台(同17.8%)だった。5位の小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)は48.0%増の1180万台(同13.7%)と大幅に伸びたものの、前四半期の4位からランクダウンした。
 20年通年のスマホ出荷数は、中国全体で前年比11.2%減の3億2570万台。年初の新型コロナウイルス流行が響いた。メーカー別ランキングはファーウェイ、vivo、OPPO、小米、アップルの順。また、第5世代(5G)移動通信サービス対応スマホの出荷数は20年に1億6750万台となり、うち10〜12月期だけで6010万台が出荷された。


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