【亜州ビジネス編集部】中国で8日、春節（旧正月）前後の特別輸送態勢「春運」期間（1月28日〜3月8日の40日間）が終了した。中国政府によると、「春運」期間中の旅客輸送数は概算値で延べ8億7000万人。前年同期比で40.8％減、新型コロナウイルス流行前の2019年同期との比較で70.9％減となった。コロナ対策として政府が帰省自粛を呼び掛ける中、交通運輸部の事前予想（約11億5200万人）を24％下回っている。複数メディアが8日伝えた。
　交通手段別では、鉄道が2億2000万人となり、前年同期比で3.5％増、19年同期比で46.5％減。道路（自動車）は前年同期比50.2％減、19年同期比75.5％減の6億人、海運・水運は前年同期比24.5％増、19年同期比69.8％減の1533万8000人、航空は前年同期比8.5％減、19年同期比51.5％減の3536万8000人だった。
　また、高速道路の車両通行量は前年同期比77.6％増、19年同期比0.5％増の11億8000万台。うちバスが前年同期比75.8％増、19年同期比3.6％減の9億8900万台、貨物車が前年同期比87.4％増、19年同期比27.9％増の1億9100万台で推移した。


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