【亜州ビジネス編集部】広東省で新型コロナウイルス新規感染者の確認が相次いでいる。同省衛生健康委員会はこのほど、27日に無症状の新規感染者5人を確認したと発表した。広州市で3人、深セン市で1人、仏山市で1人確認されている。
　28日午前零時現在、治療中の感染者は計45人。累計感染者数は2428人で、うち1028人が海外で感染した。
　広州市疾病対策予防センターの張周斌・副主任は27日の記者会見で、市内の感染状況について、「ウイルスの感染拡大ペースが速く、感染力も強い」と述べている。また、これまでの感染者はいずれも共同居住や食事、介護など比較的濃厚な接触の中で感染したと指摘した。
　張副主任によると、広州市民の間ではワクチン接種希望者が増加し、予約数も急速に増えている。予約なしで直接、接種会場に赴く市民も多く、会場での感染リスクも高まっている状況だ。張副主任は「広東省は広州市のワクチン接種を優先しており、過度に心配する必要はない」として、市民に平静を呼び掛けた。


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