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  ニュース     2021/05/28 19:00

中国:南方や江南で6月も荒天予報、土砂崩れなど要警戒 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】今年も5月以降、華南・江南地域の各地で大荒れの天気が続いている。大気の不安定な状態は6月上旬まで続くだけに、大雨や土砂崩れなどの災害にも警戒が必要だ。中国新聞網が27日付で伝えた。
 中央気象台によると、5月は28日から31日にかけて、上空の冷たい空気と低気圧の影響で、江南地域の大部分、華南地域の北部、貴州省などにかけて豪雨の恐れがある。一部の地域では、24時間以内の降水量が50ミリ以上になる「暴雨」、または局地的に100〜249.9ミリに達する「大暴雨」の可能性があり、短時間内の大雨や雷、強風などに要警戒だ。降雨が繰り返される地域もあるため、災害リスクも高まっている。土砂崩れや地滑り、土石流などの災害にも警戒を要するという。
 今後10日以内では、江南南部と華南が最も雨が集中する見込み。華南の一部地域では累計100〜180ミリ、局地的に最大250ミリ以上の雨が予想されている。水不足や蒸し暑さは緩和されるが、洪水などの災害には注意が必要だ。
 揚子江の中流域は、例年5月の降雨日が約10日、江南地域は約15日だが、今年は江南中北部(浙江省、福建省、江西省、湖南省、貴州省など)で15〜20日に及ぶなど、例年同期の2倍近くになっている。江西では5月の平均降雨量が1961年の記録開始以来の最多を更新した。浙江省でも例年の2倍前後と、1973年以来最多で過去4番目の降雨量を記録している。

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