ニュース 2020/12/02 19:00
中国:11月「車ディーラー在庫指数」60.5、前月比6.4ポイント悪化
経済・統計
中国の新車販売市場で、ディーラー在庫の高止まりが常態化している。業界団体の中国汽車流通協会によると、今年11月の「自動車ディーラー在庫早期警戒指数(VIA)」は60.5ポイントに上昇(=悪化)した。前年同期比で2.0ポイント低下したものの、前月比で6.4ポイントも上昇している。警戒ラインの50ポイントを35カ月連続で上回った。今年に入り60ポイントを超えた時期は、1月(62.7ポイント)、2月(81.2ポイント)、7月(62.7ポイント)、11月の4カ月となる。
11月11日(シングルデー)、国際モーターショー、新エネルギー自動車(NEV)農村部普及策など購入意欲を刺激するイベントが相次いだものの、冬季の客足減が痛手。一部のエリアでは、ディーラーに足を運ぶ消費者の人数が減少した。年末に向けた在庫補充の動きも広がるなか、指数の悪化が進んだという。ただ、消費刺激策の追い風も吹いてきた。海南省、新疆ウイグル自治区、雲南省昆明市では、自動車販売が上向いている。
エリア別のVIA動向は、北方エリア(北京市、河北省、河南省、黒竜江省、吉林省、遼寧省、内モンゴル自治区、山西省)が59.9ポイント(前月比↑4.5ポイント)、東方エリア(安徽省、江蘇省、山東省、上海市、天津市、浙江省)が60.2ポイント(↑6.9ポイント)、西方エリア(甘粛省、貴州省、陝西省、四川省、新疆ウイグル自治区、雲南省、重慶市、寧夏回族自治区、青海省、チベット自治区)が64.7ポイント(↑8.8ポイント)、南方エリア(福建省、広東省、広西チワン族自治区、海南省、湖北省、湖南省、江西省)が58.3ポイント(↑9.3ポイント)となった。
VIA(Vehicle Inventory Alert Index)は製造業購買担当者景気指数PMIの算出法と類似。50を下回ると自動車在庫が適正レベルにあることを示す。逆に数値が高いほど、需要の低迷、在庫圧力の上昇、経営圧力の増大を示唆する。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
11月11日(シングルデー)、国際モーターショー、新エネルギー自動車(NEV)農村部普及策など購入意欲を刺激するイベントが相次いだものの、冬季の客足減が痛手。一部のエリアでは、ディーラーに足を運ぶ消費者の人数が減少した。年末に向けた在庫補充の動きも広がるなか、指数の悪化が進んだという。ただ、消費刺激策の追い風も吹いてきた。海南省、新疆ウイグル自治区、雲南省昆明市では、自動車販売が上向いている。
エリア別のVIA動向は、北方エリア(北京市、河北省、河南省、黒竜江省、吉林省、遼寧省、内モンゴル自治区、山西省)が59.9ポイント(前月比↑4.5ポイント)、東方エリア(安徽省、江蘇省、山東省、上海市、天津市、浙江省)が60.2ポイント(↑6.9ポイント)、西方エリア(甘粛省、貴州省、陝西省、四川省、新疆ウイグル自治区、雲南省、重慶市、寧夏回族自治区、青海省、チベット自治区)が64.7ポイント(↑8.8ポイント)、南方エリア(福建省、広東省、広西チワン族自治区、海南省、湖北省、湖南省、江西省)が58.3ポイント(↑9.3ポイント)となった。
VIA(Vehicle Inventory Alert Index)は製造業購買担当者景気指数PMIの算出法と類似。50を下回ると自動車在庫が適正レベルにあることを示す。逆に数値が高いほど、需要の低迷、在庫圧力の上昇、経営圧力の増大を示唆する。
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