ニュース 2021/03/22 19:00
中国:指標金利「LPR」3.85%、11カ月連続据え置き
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】中国人民銀行(中央銀行)は22日、銀行貸し出しの新たな指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」の1年物を3.85%に据え置いた。据え置きは11カ月連続。住宅ローン金利の指標となる5年物LPRについても、前月と同じ4.65%を維持している。市場の事前予想ではいずれも据え置きが見込まれており、想定通りの結果となった。
市場関係者の間では、目先は1年物LPRが調整される可能性が低いとの見方が目立つ。新型コロナウイルス禍による海外景気の先行き不透明感が一因。また、国内の物価が安定していることもあり、当面は金融政策の「見極め期」になると分析されている。
LPRは人民銀が2019年8月から公表を開始(毎月20日に発表、休日の場合は翌営業日)。従来のLPR算出方法を見直し、「中期貸出ファシリティ(MLF)」金利に緩やかに連動するようにした。うち1年物LPRは「実質的な政策金利」とも呼ばれ、制度の見直し以降、19年8月、9月、11月、20年2月、4月の計5回引き下げられている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
市場関係者の間では、目先は1年物LPRが調整される可能性が低いとの見方が目立つ。新型コロナウイルス禍による海外景気の先行き不透明感が一因。また、国内の物価が安定していることもあり、当面は金融政策の「見極め期」になると分析されている。
LPRは人民銀が2019年8月から公表を開始(毎月20日に発表、休日の場合は翌営業日)。従来のLPR算出方法を見直し、「中期貸出ファシリティ(MLF)」金利に緩やかに連動するようにした。うち1年物LPRは「実質的な政策金利」とも呼ばれ、制度の見直し以降、19年8月、9月、11月、20年2月、4月の計5回引き下げられている。
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