【亜州ビジネス編集部】非鉄金属業の業況改善が目立っている。国家統計局によると、今年1〜2月にかけた中国非鉄金属企業の売上高は、前年同期比47.5％増の8788億4000万人民元(約14兆7600億円)に達した。実現利益は231.8％増の366億8000万人民元(約6200億円)に拡大している。工人日報が6日付で伝えた。
　一定事業規模を超える非鉄金属企業の1〜2月増加値（付加価値額）は、コロナ禍の反動が顕在化し、前年同期比で21.6％拡大している。うち鉱山採鉱・選鉱は14.2％、冶金・精錬・加工は22.7％ずつ増加した。非鉄金属10種の1〜2月生産量は、10.6％増の1056万トンに伸びている。　
　業界団体の中国有色金属工業協会によると、2021年通年の中国非鉄金属生産量は前年比で約3％増加する見通し。下半期に出荷価格が軟化する可能性はあるものの、通年では前年水準を上回って推移すると分析されている。


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