2020年9月の鉄道貨物輸送量は、前年同月比3.6％増の3億7528万トン、伸びは8月の6.5％から鈍化したものの増加が続いている。9月の鉄道旅客数は21.2％減の2億3537万人で推移した。マイナス成長率は8月の34.4％より縮小している。国家統計局が発表した。

　国家鉄路集団によると、1〜9月の国家鉄道の旅客数は45.8％減の14億8600万人と、大幅な縮小となっている。ただ、9月は20.5％減の2億3000万人まで減少率は縮小した。前月比では6カ月連続で増えている。

　1〜9月国家鉄道の貨物輸送量は4.8％増の26億2300万トンに達し、伸びは1〜8月の4.7％からやや加速した。コンテナの急成長が貨物輸送量の増加を支えている。1〜9月の輸送量は36.3％増の3億2200万トンに拡大し、1〜9月の貨物輸送量の増加分の7割をコンテナが占めた。

　国慶節と中秋節の連休は10月1日から8日の8日間となった。9月30日から10月8日までの鉄道利用者は9日連続で1000万人を超え、10月1日は1509万人と新型コロナ発生後の最多を更新した。また、9月28日から10月8日までの1日当たり平均貨物積載車両数は10.8％増の17万1500両に上り、連休期間の貨物輸送も堅調に推移している。

　国家統計局によると、1〜9月の鉄道運輸業の固定資産投資額は4.5％拡大した。伸びは1〜8月の6.4％から鈍化したものの増加基調が持続している。


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