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  ニュース     2021/01/26 19:00

テンセントが子供向けゲーム会社に出資、百奥家庭株12%取得へ 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】子供向けゲームの開発を手掛ける百奥家庭互動(バイオー・ファミリー・インタラクティブ:2100/HK)に対し、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が資本参加することが分かった。百奥家庭互動は25日引け後、テンセントが全額出資子会社を通じ、同社株12%を取得すると発表。手続きの完了後、テンセントが大株主に浮上すると表明した。取得価格などの詳細は明らかにされていない。
 2009年設立の百奥家庭互動は、子供向けのブラウザゲームやモバイルゲーム、知育コンテンツなどを開発する。広東省広州市に本社を構えるほか、米国にも営業拠点を設置。近年は女性向けゲーム、アニメを改編した二次元系ゲームの開発にも注力する。20年6月中間期の売上高は前年比337%増の6億5801万人民元(約105億円)、純利益は645%増の1億5144万人民元だった。
 テンセントはゲーム事業への投資を継続中。これまでに米国のアクティビジョン・ブリザード、ライアットゲームズ、エピック・ゲームズに出資したほか、16年10月にはフィンランドのスーパーセルを傘下に収めた。18年2月には、中国の盛大遊戯(シャンダゲームズ)に戦略投資したことが明らかになっている。
 テンセントはネット・モバイル関連の付加価値サービス、ネット広告、Eコマースを収益の柱とする。看板商品のIM「QQ」で築いた膨大な顧客基盤とブランド力を背景に、SNS、ミニブログ、オンラインゲームなど次々と新分野を開拓してきた。足元では、スマホ向けメッセージアプリ「微信(ウィーチャット)」の利用者が12億人を突破。同サービスを基盤に、各事業の収益を伸ばしている。


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