【亜州ビジネス編集部】中国は第5世代（5G）移動通信の規模を大幅に引き上げる方針だ。工業和信息化部（工業情報化部）は4月30日、「5G応用『揚帆』行動計画2021〜23年」（意見募集稿）を公布。5Gのインフラ充実、ユーザー拡大などを推し進める計画を打ち出した。5月7日まで各界の意見を募る。

　23年までの戦略を提示し、5G端末の個人ユーザーを合計5億6000万人超に引き上げるという目標を示した。携帯端末ユーザーに占める5G比率を40％超に拡大する。5G対応のIoT（モノのインターネット）ユーザー数を年率平均200％超のピッチで引き上げるよう求めた。人口1万人当たりの5G基地局は18カ所以上を目指す。

　5Gにスマートホーム、センサー・音声制御、遠隔操作などの各技術を導入する。スマート家電、スマート照明、スマートセキュリティ、スマートスピーカー、新型ウエアラブル端末、サービスロボットなどに新技術を搭載していくよう要求した。


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