【亜州ビジネス編集部】中国政府が自動車排ガス管理の強化に本腰を入れる。市場監督管理総局と生態環境部は先ごろ、共同で作成した「機動車排放召回管理規定（エンジン付き車両のリコール管理規定）」を公布。2021年7月1日から正式導入すると通知した。

　設計・生産過程の不具合、設計・生産時の不備、環境保護規定・耐久性の不合格などが該当する。新型車は新型車の基準、旧型車は旧型車の基準を当面適用すると説明した。

　「国6」レベルの「軽自動車排ガス汚染物排出制限値及び測量方法」（GB18352.6-2016）と「大型ディーゼル車排ガス汚染物排出制限値及び測量方法」（GB17691-2018）を排出可能な基準とする。「国5」対応車両に関しては、25年7月1日までは従来基準の「軽自動車排ガス汚染物排出制限値及び測量方法」（GB18352.5-2013）に準拠させた。

不合格の自動車製品に関しては、生産者、または輸入販売者がリコールを届け出なければならない。エンジン付き車両メーカーは製品の設計、製造、排ガス検査、新車購入者などのデータを少なくとも10年保存する必要がある。

　違反していた場合、当局の市場監督管理総局が自動車の生産車、または経営者を罰する。当初の罰金額は最高3万人民元（約51万円）に抑えた。


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