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  ニュース     2021/01/21 19:02

中国主要港の20年貨物取扱量、前年比4.3%増とプラス持続 無料記事

【亜州ビジネス編集部】中国主要港湾の貨物取扱量は2020年、速報ベースで前年同期比4.3%増の145億4991万トンに上向いた。新型コロナウイルス感染拡大による影響で不振が続いていたものの、6月にプラス成長に転じた後、7カ月連続で増加している(1〜11月は4.2%増)。全体のうち、国際貨物は4.0%増の44億9554万トンに伸びた。交通運輸部が21日発表した。
 主要港湾の取扱量は、寧波舟山港が4.7%、深セン港が2.8%、天津港が2.2%、広州港が1.0%ずつ増加した半面、上海港が1.9%減少した。
 このほか、コンテナ貨物量は1.2%増の2億6430万TEUとなり、2カ月連続でプラス成長を維持。主力港湾のうち、天津港が6.1%、寧波舟山港が4.3%、深セン港が3.0%、広州港が1.5%、上海港が0.4%ずつ増加した。
 12月単月ベースの貨物量とコンテナ貨物量は、それぞれ13億103万トン、2290万TEU。交通運輸部は前年同月比の増減率を公表していないが、昨年発表された実績値との比較で5.5%増、6.2%増となった。
 このほか、中国の新造船受注は微減。中国船舶工業業界協会の発表(15日付)によると、20年の新造船受注量は前年比0.5%減の2893万載貨重量トン(DWT)に縮んだ。完工量は4.9%増の3853万DWT。12月末の手持ち工事量は7111万DWTで推移し、前年同期比で12.9%下向いている。


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