ニュース 2021/02/03 18:59
中国:大人気ゲーム「合成大西瓜」、背後のストレスに警鐘
リスク管理・社会
スマートフォンで遊べるミニパズルゲームの「合成大西瓜」が大人気を博している。画面上部から降ってくるリンゴやミカンなどを合わせて徐々に大きな果物に「合成」していき、最後にスイカを作っていくもの。単純で「隙間時間に遊びやすい」とインターネットを中心に人気が広まったが、睡眠時間を削ってスコアを競うなど、“暇つぶし”のつもりが承認欲求や猟奇心に苛まれるという現象に、警鐘を鳴らす声もある。中国青年報が2日付で伝えた。
合成大西瓜は1月22日に登場したばかり。開発した北京米兜科技有限公司はミニゲームや広告などを手がける企業だ。わずか1週間後の29日にはユーザー数が4000万人を突破し、SNSの微博(Weibo)上では関連する話題の閲覧回数が13億回を記録。月末の登場にもかかわらず、月間の話題ランキング上位に躍り出ている。多数のインターネットユーザーが殺到したため、ゲーム運営事業者のサーバーが一時はダウンしたほどだ。
こうしたなか、「仕事中もこっそりやってしまう。退社後もプレーし続けてしまう。熱中して気が付けば明け方を迎えていた」などというユーザーの声も少なくない。このようなゲームは、「ファストフードゲーム」と呼ばれ、簡単で何度も遊べる上に、ユーザーの上達が速いものを指す。ただ、隙間時間でストレス解消として楽しめるはずのミニゲームに無意識にのめり込むユーザー層も多いという。
一晩中ゲームに没頭してしまうヘビーユーザーへの警鐘の声もここにきて上がっている。SNSでのシェア行為も承認欲求や猟奇心、競争心を喚起させ易い。ファストフードゲームにはまりやすい場としても注意を要するという。「自身が時間をコントロールし、その中で満足いく結果を出し、娯楽とストレス解消のバランスが取れている場合は問題がない。しかし、結果に満足できず何度もプレーを繰り返し、長時間を浪費して疲労困ぱいしてしまうのは本末転倒だ」などという指摘もみられた。
合成大西瓜は1月22日に登場したばかり。開発した北京米兜科技有限公司はミニゲームや広告などを手がける企業だ。わずか1週間後の29日にはユーザー数が4000万人を突破し、SNSの微博(Weibo)上では関連する話題の閲覧回数が13億回を記録。月末の登場にもかかわらず、月間の話題ランキング上位に躍り出ている。多数のインターネットユーザーが殺到したため、ゲーム運営事業者のサーバーが一時はダウンしたほどだ。
こうしたなか、「仕事中もこっそりやってしまう。退社後もプレーし続けてしまう。熱中して気が付けば明け方を迎えていた」などというユーザーの声も少なくない。このようなゲームは、「ファストフードゲーム」と呼ばれ、簡単で何度も遊べる上に、ユーザーの上達が速いものを指す。ただ、隙間時間でストレス解消として楽しめるはずのミニゲームに無意識にのめり込むユーザー層も多いという。
一晩中ゲームに没頭してしまうヘビーユーザーへの警鐘の声もここにきて上がっている。SNSでのシェア行為も承認欲求や猟奇心、競争心を喚起させ易い。ファストフードゲームにはまりやすい場としても注意を要するという。「自身が時間をコントロールし、その中で満足いく結果を出し、娯楽とストレス解消のバランスが取れている場合は問題がない。しかし、結果に満足できず何度もプレーを繰り返し、長時間を浪費して疲労困ぱいしてしまうのは本末転倒だ」などという指摘もみられた。