【亜州ビジネス編集部】韓国・現代自動車のスポーツ用多目的車（SUV）「ツーソン」のハイブリッド車（HV）が来年、台湾で生産される。現代自の台湾総代理店、南陽実業の徐伯達・総経理が9日、親会社の三陽工業（サンヤン・モーター：2206/TW）が同車を生産することを明らかにした。ツーソンのフルモデルチェンジ版と共に、来年下半期に台湾で発売する。台湾・工商時報が10日報じた。

　三陽工業は、HV車を生産する台湾で2番目の自動車メーカーとなる。台湾では2012年に、トヨタ傘下の国瑞汽車が初めてカムリHVを生産した。

　南陽実業は9日、現代自のHVセダン「アイオニック」を発売している。今年導入したクロスオーバーSUV「コナ・ハイブリッド」に続くHV車で、来年はさらに「サンタフェ」と「ツーソン」のHV車を投入する予定だ。

　アイオニックは、南陽が立ち上げた現代自の新エネルギー車（NEV）専門のインターネット販売プラットフォーム「クリック・トゥー・バイ（CTB）」で販売する最初の車種となった。定価105万9000台湾ドル（約390万円）を、CTBでの購入で8万台湾ドル割り引く。



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