ニュース 2021/01/14 19:00
中国:AIIBが気候融資強化、25年の5割めざす
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】中国主導で創設された「亜洲基礎設施投資銀行」(アジアインフラ投資銀行、AIIB)が気候変動対策向け融資を強化する方針だ。金立群・総裁は13日、「気候融資(Climate Financing)」の比率を一貫して引き上げていくと説明。2025年時点で全体の50%を占めるまでに拡大させると発言した。グリーン建設、デジタル化、社会基礎インフラの各分野を重視する姿勢を打ち出している。中国政府系メディアが伝えた。
経済のグレードアップを支援することで、各国・地域政府による「カーボンニュートラル」社会実現を後押しする。同時に民間企業向けの融資も強化する意向。30年をめどに、融資全体に占める民間事業プロジェクト向け比率を50%にまで引き上げる方針を示した。
今年1月16日、AIIBは開業5周年を迎える。加盟国は発足当初の57カ国から足元で103カ国にまで拡大した。合計108件の事業プロジェクトに対し、累計220億2000万米ドル(約2兆3000億円)を貸し付けている。直近の2年間では、19年に45億4000万米ドル、20年に99億8000万米ドル(前年比で2.2倍規模)ずつ融資した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
経済のグレードアップを支援することで、各国・地域政府による「カーボンニュートラル」社会実現を後押しする。同時に民間企業向けの融資も強化する意向。30年をめどに、融資全体に占める民間事業プロジェクト向け比率を50%にまで引き上げる方針を示した。
今年1月16日、AIIBは開業5周年を迎える。加盟国は発足当初の57カ国から足元で103カ国にまで拡大した。合計108件の事業プロジェクトに対し、累計220億2000万米ドル(約2兆3000億円)を貸し付けている。直近の2年間では、19年に45億4000万米ドル、20年に99億8000万米ドル(前年比で2.2倍規模)ずつ融資した。
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