【亜州ビジネス編集部】通信機器最大手、華為技術（ファーウェイ）の徐直軍・輪番董事長はこのほど、自社開発の新基本ソフト（OS）「ハーモニー（鴻蒙）」について、2021年末までに各種端末3億台に搭載されるとの見通しを示した。このうち2億台は自社端末という。米アップル（AAPL/NSADAQ）の「Mac OS」、グーグルの「アンドロイド」とともに世界市場を三分するとの見通しも語った。電子工程専輯が18日報じた。
　ハーモニーは19年8月にバージョン「1.0」、20年9月に「2.0」をそれぞれ発表。20年9月からは大型ディスプレイ、デジタルウォッチ、車載情報通信機器などメモリ容量128キロバイト（KB）〜128メガバイト（MB）の端末向けのソースコード開発に着手した。21年4月より128MB〜4ギガバイト（GB）、21年10月以降からは4GB以上のあらゆる端末向けに開発を推進する計画だ。
　「Mate X2」、「Mate 40」など自社ブランドスマートフォンへのハーモニーOS搭載は、今年6月を予定している。当初は4月からとしていたが、バグ減少の作業などによって遅れたようだ。


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