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  ニュース     2020/12/15 19:00

中国:11月都市部失業率は5.2%、前月比でやや改善 無料記事

 中国の国家統計局は15日、都市部の調査失業率が今年11月に5.2%となり、10月の5.3%から0.1ポイント低下(=改善)したことを明らかにした。調査失業率の低下は4カ月連続。うち25〜59歳の調査失業率は4.7%となり、前月から0.1ポイント低下した。主要31都市の調査失業率は5.2%で、同0.1ポイント低下している。

 全国企業就業者の労働時間は11月に週平均46.9時間だった。都市部の新規就業者数は1〜11月累計で1099万人。年間目標の達成率は122.1%となっている。

 今年5月の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、李克強首相は雇用政策の2020年目標値を発表。新規就業者数は900万人以上(前年目標は1100万人以上)、都市部の登録失業率は6%前後(同4.5%以下)、都市部の調査失業率は5.5%前後(同5.5%前後)を目指す方針を明らかにした。

 中国では過去に登録失業率のみ開示されてきたが、18年3月以降、登録失業率、調査失業率の2種類が公表される形に切り替えられた。調査失業率は全国調査に基づくもので、より実態に近い失業率を示すとされる。登録失業率の発表は四半期ごとに行われ、直近の20年9月末で4.19%という水準だった。


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