中国内陸部の四川省成都市、重慶市は共同で2032年夏季五輪の招致を目指す方針だ。四川省体育局が11月27日に明らかにしたもの。両都市を中心とした「成渝地区双城経済圏」を建設するという国家戦略の一環として計画しており、両都市の国際影響力・競争力を高めることが狙いという。複数メディアが28日までに伝えた。

　ただ、重慶市体育局は今回の報道に関し、地元メディアの取材に対して「関知していない」とコメントしている。

　成都では来年以降、世界的なスポーツ大会の開催が続く。21年に夏季ユニバーシアード、22年に世界卓球選手権団体戦、23年にサッカーアジアカップ、25年にワールドゲームズが開催される予定だ。

　夏季五輪については、24年は仏パリ、28年は米ロサンゼルスの開催が決定。32年はインドネシア、インド、カタール、韓国（南北共催）などが招致に関心を示している。中国では08年に夏季五輪が開かれ、22年に冬季五輪の開催が予定されている。


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