ニュース 2021/02/03 19:00
中国:21年の電力需要6〜7%拡大へ、エネルギー転換進展
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】中国の電力需要は、伸びが加速する見通しだ。業界団体の中国電力企業連合会は2日、2021年通年の全国電力消費に関し、前年比で6〜7%拡大するとの分析を明らかにしている。内外の経済活動が回復期に入るなか、国内の需要が高まると想定した。暖房や調理、輸送などに使っていた石炭、石油の従来型エネルギーを電力に転換する「電能替代」の政策も需要を支えるとみている。
また、全体的な需給バランスは保たれるとの見方を示した。非化石エネルギー電源を中心に発電設備の設置容量が増加するため。ただ、一部の地域では局地的な電力不足に見舞われる恐れもあると補足した。
国家能源局によると、20年の電力消費は、中国全体で前年比3.1%増の7兆5110キロワット時(kWh)に上った。増加率は1〜11月の2.5%から加速している。形態別では、第1次産業が10.2%増の859億kWh、第2次産業が2.5%増の5兆1215億kWh、第3次産業が1.9%増の1兆2087億kWh。居住者向けは6.9%増の1兆949億kWhで推移した。
20年の新規発電容量は1億9087万kW。うち水力発電が1323万kW、風力発電が7167万kW、太陽光発電が4820万kWなどとなっている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
また、全体的な需給バランスは保たれるとの見方を示した。非化石エネルギー電源を中心に発電設備の設置容量が増加するため。ただ、一部の地域では局地的な電力不足に見舞われる恐れもあると補足した。
国家能源局によると、20年の電力消費は、中国全体で前年比3.1%増の7兆5110キロワット時(kWh)に上った。増加率は1〜11月の2.5%から加速している。形態別では、第1次産業が10.2%増の859億kWh、第2次産業が2.5%増の5兆1215億kWh、第3次産業が1.9%増の1兆2087億kWh。居住者向けは6.9%増の1兆949億kWhで推移した。
20年の新規発電容量は1億9087万kW。うち水力発電が1323万kW、風力発電が7167万kW、太陽光発電が4820万kWなどとなっている。
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