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  ニュース     2021/02/03 19:00

中国:ブラインドボックス「盲盒」人気沸騰、動物入りも出現 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】福袋のように中身を見せずに販売される、ブラインドボックス入り玩具「盲盒」の人気過熱が止まらない。プレミアがついて投機的に転売されたりするほか、生きた動物を入れた商品も登場するなど、無数の問題が指摘されている。毎日経済新聞がこのほど伝えた。

 盲盒の中身はフィギュアや書籍、化粧品、文房具などさまざま。主な消費者は18〜24歳が32%、25〜29歳が26%となっている。全体では女性が75%を占めているのが現状だ。統計によれば、年間で約20万人が2万人民元(約32万5300円)以上をつぎ込むほどの熱狂ぶりという。

 多くは1ダース(12個入り)で価格は39〜69人民元。中身がわからないだけに、“当たり”が出るまで何度も消費を繰り返さざるを得ない。プレミアがつけば中古転売の取引で5〜10倍の価格がつくため、これまでも国営メディアが注意喚起をする事態に至っていた。

 最近では、活きた動物を封入する商品まで登場。価格は10数人民元から1000人民元を超えるものまである。カメやネズミのほか、犬や猫、サソリ、クモ、トカゲまで中身として販売されていることもあり、取り締まりを必要とする新たな問題だ。


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