ニュース 2021/01/19 19:00
中国:エアコン製品100〜300元値上げ、部品コスト上昇で
産業・企業
【亜州ビジネス編集部】中国のエアコンメーカーが相次いで、一部の製品価格を引き上げている。経済日報が16日付で伝えた。値上げ幅は100〜300人民元(約1600〜4800円)。コンプレッサーなどの部品コストの上昇分を販売価格に転嫁する。また新型コロナウイルスの影響で、昨年1年間にエアコンを含む大型家電製品の販売が低迷。価格も下落傾向にあることから、エアコンメーカーは値上げによって少しでも利益を確保したい考えだ。中国工業情報化部によると、2020年1〜11月に家電製品の売上高は全国で前年同期比2.9%減の1兆3031億2000万人民元、利益総額は同4.3%減の1035億3000万人民元だった。
値上げはほかの家電にも広がる可能性がある。もっとも中国家電協会の姜風・執行理事長は、「家電全般に生産能力が過剰で市場競争が激しい状況があるため、値上げをしたとしても上げ幅は限定的になる」との見方を示した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
値上げはほかの家電にも広がる可能性がある。もっとも中国家電協会の姜風・執行理事長は、「家電全般に生産能力が過剰で市場競争が激しい状況があるため、値上げをしたとしても上げ幅は限定的になる」との見方を示した。
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