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  ニュース     2021/01/04 19:00

中国:正月映画が好調、元日興行収入は過去最高水準 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】新型コロナウイルスの流行で2020年に低迷した中国の映画市場だが、21年は好調な滑り出しとなっている。現地メディアによると、元日の興行収入は6億人民元(約95億円)を超え、1月1日としては過去最高を記録した。三が日を通じては12億9000万人民元に達し、18年同期の実績(12億7000万人民元)を上回って過去最高となっている。複数メディアが4日までに伝えた。
 コロナ流行の影響を受け、中国の映画館は20年1月末から7月末まで約半年にわたり営業を停止していたが、再開後は徐々に業況が回復している。年初に好調な滑り出しとなったことで、業界関係者の期待は一段と高まる状況だ。なお、昨年の正月は元日のみ休日だったが、14〜19年の正月はすべて3連休となっている。
 国家電影局の発表したデータによると、20年通年の興行収入は204億1700万人民元だった。19年実績(642億6600万人民元)の3分の1以下にとどまっている。ただ、厳しい中にあっても国産映画の躍進が目立った。国産映画の興行収入が全体の8割を占め、国内の興行収入ランキングをほぼ独占した。


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