ニュース 2021/03/25 19:00
中国:華為がスマホ回収に注力、再生業者で金や銅を抽出
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】中国のスマートフォン(スマホ)大手も黄金や銅などの金属のリサイクルに注力中だ。華為技術(ファーウェイ)は自社ブランド端末を回収し、専門業者が分解や内部の貴金属の抽出などを担当している。経済日報が23日付で伝えた。
持ち込まれたスマホは基板、ケース、電池、スクリーンなどに分解する。さらに黄金、銅粉、樹脂粉、プラスチック部品などに分け、有害部分を無毒化してリサイクル処理を施す仕組みだ。リサイクル業者には、上海市嘉定区の偉翔環保科技発展有限公司(TES)などが指定されている。
取り出した部品はめっきを除去し、電解、精錬、溶錬などの化学処理を施し、黄金を抽出。貴金属を剥離した基板は銅を主成分とした金属粉に加工する。スマホ1000万台当たりで金120キロ超、銅87トンが回収可能だ。これらは工業材料資源として、再び利用される。
中国全体の中古スマホ台数は2019年時点で約2億9000万台に上るだけに、都市に“大鉱脈”が眠っていると言えよう。華為が20年に自主回収した電子廃棄物は4500トンを超えた。過去4年近くで新機種に買い替えられた旧スマホは60万台を数える。
華為はまた、包装にもエコパッケージを取り入れ、箱に一過性使用のプラスチック素材の使用を取りやめている。スマホ1000万台当たりでラスチック素材1万7500キロが削減された。スーパーのプラスチック袋(中型)180万枚に相当する。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
持ち込まれたスマホは基板、ケース、電池、スクリーンなどに分解する。さらに黄金、銅粉、樹脂粉、プラスチック部品などに分け、有害部分を無毒化してリサイクル処理を施す仕組みだ。リサイクル業者には、上海市嘉定区の偉翔環保科技発展有限公司(TES)などが指定されている。
取り出した部品はめっきを除去し、電解、精錬、溶錬などの化学処理を施し、黄金を抽出。貴金属を剥離した基板は銅を主成分とした金属粉に加工する。スマホ1000万台当たりで金120キロ超、銅87トンが回収可能だ。これらは工業材料資源として、再び利用される。
中国全体の中古スマホ台数は2019年時点で約2億9000万台に上るだけに、都市に“大鉱脈”が眠っていると言えよう。華為が20年に自主回収した電子廃棄物は4500トンを超えた。過去4年近くで新機種に買い替えられた旧スマホは60万台を数える。
華為はまた、包装にもエコパッケージを取り入れ、箱に一過性使用のプラスチック素材の使用を取りやめている。スマホ1000万台当たりでラスチック素材1万7500キロが削減された。スーパーのプラスチック袋(中型)180万枚に相当する。
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