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  ニュース     2021/04/09 19:00

中国:台山原発で気体漏れ、「影響なし」と当局=広東 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】香港保安局は8日、中国広東省核応急委員会から同省の台山原子力発電所から極少量の気体が漏れたとの通報を受けたと発表した。通報によれば、環境への影響はないという。台湾メディアの中央通信社が8日伝えた。

 広東省核応急委員会の通報によると、台山原発の係員が5日、1号機の排気処理システムを操作していたところ、極少量の気体が漏れ出たことを監視システムが表示した。台山原発がすぐに事後処理を行い、検査を行ったところ、漏れたガスの量は年間許容量の0.00044%にとどまっていた。国際原子力・放射線事象評価尺度(INES)では「レベル0」に当たり、従業員や原発周辺住民の健康に影響はないという。

 香港天文台が放射線量を測定したところ、気体漏れが起きた5日以降も香港では正常値が続いている。

 台山原発1号機は2018年6月に稼働。広東省の原発は6カ所で、うち1カ所が建設中、5カ所が運転を行っている。最も古いのは1993年に運転を開始した大亜湾原発で、香港にも電力を供給している。


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