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  ニュース     2021/02/08 19:00

中国:北京でも「デジタル元」実証実験、帰省自粛を後押し 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】春節(旧正月)連休に合わせ、中国の首都、北京市でも「デジタル人民元」の導入に向けて実証実験する。抽選形式で総額1000万人民元(約1億6300万円)相当が配布される予定だ。新型コロナウイルスの感染再拡大が懸念される中、春節(旧正月)連休の帰省自粛を促し、北京での消費を促す狙いもある。複数メディアが8日までに伝えた。
 デジタル人民元の実証実験が行われるのは、深セン市や蘇州市に続く動き。報道によると、北京でも深センなどと同様に、デジタル人民元を「紅包(お小遣い)」として配布する予定だ。7日午前0時から申し込みを受け付け、1人当たり200人民元、5万人への配布を計画。当選した人は10日午後9時〜17日午後12時にかけて、王府井の指定商店、京東集団(JDドットコム:9618/HK)の専門サイトで利用が可能となる。
 中国では現在、「デジタル通貨電子決済(DC/EP)」、いわゆる「デジタル人民元」の実証実験が進められている。これまでに広東省深セン市、江蘇省蘇州市などで実証実験が行われた。北京市は2022年の冬季五輪でデジタル人民元の利用を可能にする計画という。


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