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  ニュース     2020/11/05 19:00

中国:マレーシア空港運営MAHB、アリババとの大型物流施設を開所 無料記事

 空港運営のマレーシア・エアポート(MAHB)と中国の電子商取引(EC)最大手である阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)は3日、ECの受注から梱包、発送までを行う大型物流施設「カイニアオ・エアロポリスeWTPハブ」をクアラルンプール国際空港(KLIA)で開所したと発表した。

 マレーシア政府とアリババは2017年、貿易促進に向けてアリババが推し進める「世界電子貿易プラットフォーム(eWTP)」の構築で合意しており、今回のeWTPハブ開所はその一環。自由商業地域(FCZ)内の約24万平方メートルの敷地に倉庫面積約10万2000平方メートルの施設を整備した。

 運営はアリババ傘下のカイニアオ・ロジスティクス・ネットワークが手掛け、受注から配達までの時間はマレーシア国内で24時間内、世界で72時間内を目指す。まずアリババ傘下のEC大手「ラザダ」が利用を開始した。

 この施設では、年70万トンの貨物取り扱いを想定する。MAHBのシュクリエ・モハマド・サレウ最高経営責任者(CEO)は、新施設のフル稼働を通じ、29年までにKLIA貨物取扱量が140万単位に倍増すると期待した。KLIAの貨物便発着数も向こう10年の倍増を目指すとしている。




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