【亜州ビジネス編集部】2020年12月31日の機動車（自動車や自動二輪車など動力付き車両）保有は、中国全体で概算3億7200万台に拡大した。年間の新規登録は3328万台を数える。四半期別の新規登録は、前年同期比で第1四半期が21.17％減の577万台、第2四半期が7.18％増の836万台、第3四半期が20.48％増の903万台、第4四半期が29.27％増の1012万台で推移した。第3四半期と第4四半期の伸びが特に目立っている。公安部交通管理局が7日に報告した。
　新規の登録は、自動車が前年比のマイナス成長を余儀なくされたものの、バイクは急ピッチに伸びている。自動車の保有は全国2億8100万台でうち新規登録は2424万台。新規登録は19年比で153万台（5.95％）減少した。ただ、車種別の新規登録では、トラックが416万台（19年比18.43％増）に達し、過去10年来で最高を更新している。
　一方、バイクの新規登録は249万台（43.07％）増の826万台に達した。全国の保有は概算9100万台を数える。
　自動車保有が100万台を超えたエリアは全国70都市（前年末比↑4都市）。北京（603万2000台）と成都（545万7000台）、重慶（504万4000台）は500万台を上回った。蘇州（443万3000台）、上海（440万1000台）、鄭州（403万9000台）は400万台超、西安（373万6000台）、武漢（366万台）、深セン（353万6000台）、東莞（341万台）、天津（329万1000台）、青島（314万3000台）、石家荘（301万7000台）は400万台超にそれぞれ膨らんでいる。
　このうち新エネルギー自動車（NEV）の保有は全国492万台に積み上がった。自動車保有全体の1.75％を占める。19年末比で111万台（29.18％）増加した。このうち純電気自動車は400万台に達し、NEV保有全体に対する比率が81.32％に上昇している。2018〜20年にかけて、中国は3年連続でNEV保有の純増数が100万台を上回った。


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