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  ニュース     2020/11/24 19:59

中国:華為が4Gスマホ生産再開か、部品発注を開始 無料記事

 中国の通信機器メーカー最大手、華為技術(ファーウェイ)が第4世代(4G)移動通信システム対応スマートフォンの生産を再開したもようだ。台湾メディアが23日伝えたもので、現地部品メーカーに対し、ファーウェイは先週から発注を開始したという。レンズ、チップなどの製造を手掛ける台湾メーカーにとっては大きな朗報だ。
 ファーウェイを巡っては、米商務省による半導体輸出規制が今年9月に発効。米国の技術を利用して製造された半導体をファーウェイ向けに輸出するには許可が必要となる。これまでに、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、インテル、クアルコムなどがファーウェイへの供給継続許可を取得したとされる。ただ、これらの許可はすべて4Gスマホ向けの部品に限定され、5Gスマホ向けチップなどは含まれていないという。
 これまでの報道によると、米当局の規制を受け、ファーウェイはスマホ事業を縮小する方針。今月17日には、同社がスマホのサブブランド「栄耀(Honor)」を売却すること明らかとなった。
 米調査会社IDCの最新統計によると、ファーウェイの世界スマートフォン出荷台数は今年7〜9月期に22.0%減の5190万台に縮小。韓国サムスン電子に再び追い抜かれ、2位に転落した。米国による制裁措置を背景に、出荷数は市場全体を上回るペースで落ち込んでいる。


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