【亜州ビジネス編集部】中国政府系で電力事業を手がける華潤電力HD（836/HK）は14日引け後、今年9月の営業実績を発表し、傘下発電所の売電量が前年同月比1.9％増の1195万536メガワット時（MWh）だったと報告した。プラス成長は5カ月連続。ただ、伸び率は前月（10.4％）を大幅に下回っている。うち風力発電は売電量が2.7％増の111万3879MWhだった。

　1〜9月の累計では、売電量が前年同期比1.2％増の1億1104万2591MWh。うち風力発電の売電量は24.3％増の1459万785MWhに伸びている。

華潤電力は広東、江蘇、浙江、河北、河南などで発電事業を展開。燃料の確保を目的に、石炭の生産・販売事業も手がける。エコ発電事業に参入。焦作華潤熱電などを通じ、コージェネレーションを展開する。19年末の発電容量（持分ベース）は4万392メガワット（MW）。うち石炭火力（3万972MW）が76.7％、風力、水力、太陽光などクリーンエネルギー（9420MW）が23.3％を占める。


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