ニュース 2020/10/14 18:59
テンセントが米UMGに追加出資か、出資比率20%に引き上げ
産業・企業
インターネットサービス中国最大手、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が米ユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)に追加出資するもようだ。同社傘下の騰訊音楽娯楽集団(テンセント・ミュージック・エンターテインメント・グループ:TME/NYSE)は昨年12月、UMGに出資すると発表。仏メディア大手ビベンディから株式10%を取得した。騰訊音楽はその際に取り付けたオプションを行使し、出資比率を20%まで引き上げる方針という。外電が14日、消息筋情報として伝えた。
オプションの行使期限は2021年1月。騰訊音楽は年内にも、同オプションを行使する可能性があるという。なお、昨年の株式取得時にUMGの企業価値は300億ユーロ(約3兆7100億円)と評価された。
UMGは世界最大の音楽会社で、傘下レーベルにはレディー・ガガ、テイラー・スウィフトといった世界的人気シンガーが所属する。UMGはテンセントと戦略的提携関係を結ぶことで、新市場の開拓を進めたい考えだ。一方のテンセントは、エンターテイメント事業の強化を図る狙い。
テンセントはネット・モバイル関連の付加価値サービス、ネット広告、Eコマースを収益の柱とする。看板商品のIM「QQ」で築いた膨大な顧客基盤とブランド力を背景に、SNS、ミニブログ、オンラインゲームなど次々と新分野を開拓してきた。足元では、スマホ向けメッセージアプリ「微信(ウィーチャット)」の利用者が12億人を突破。同サービスを基盤に、各事業の収益を伸ばしている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
オプションの行使期限は2021年1月。騰訊音楽は年内にも、同オプションを行使する可能性があるという。なお、昨年の株式取得時にUMGの企業価値は300億ユーロ(約3兆7100億円)と評価された。
UMGは世界最大の音楽会社で、傘下レーベルにはレディー・ガガ、テイラー・スウィフトといった世界的人気シンガーが所属する。UMGはテンセントと戦略的提携関係を結ぶことで、新市場の開拓を進めたい考えだ。一方のテンセントは、エンターテイメント事業の強化を図る狙い。
テンセントはネット・モバイル関連の付加価値サービス、ネット広告、Eコマースを収益の柱とする。看板商品のIM「QQ」で築いた膨大な顧客基盤とブランド力を背景に、SNS、ミニブログ、オンラインゲームなど次々と新分野を開拓してきた。足元では、スマホ向けメッセージアプリ「微信(ウィーチャット)」の利用者が12億人を突破。同サービスを基盤に、各事業の収益を伸ばしている。
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