ニュース 2021/04/27 19:01
中国:3月石炭生産は0.2%減、全国3.41億トン
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】2021年3月の石炭生産量は、中国全体で前年同月比0.2%減の3億4076万トンに低迷した。1〜2月の25.0%増からマイナス成長に転じている。安全対策の一環として、主要産地の内モンゴル自治区や陝西省で供給を絞る動きがみられた。ただ、2019年3月と比べると9.4%増加し、また1〜3月にかけた累積でも16.0%増えている。国家統計局が発表した。
3月の石炭価格は、再び上昇傾向がみられている。国家統計局調べによる普通配合炭(4500kcal/kg)トン当たり価格は、2月下旬の461人民元(約7700円)から、3月下旬は526人民元に反発していた。一部主要産地からの供給が伸び悩んだことなどを映している。
国家エネルギー局が発表した「2021年エネルギー政策に関する指導意見」では、21年の石炭消費のエネルギー消費全体に占める割合は56%に抑えられる見込みだ。20年実績は前年比0.9ポイント低下の56.8%となっている。
一方、3月の石炭輸入は1.8%減の2733万トンとなり、減少率は1〜2月の39.5%から大きく縮小した。ただ、1月からの累積では28.5%減の6846万トンに低迷し、マイナス成長が続いている。
また、3月の原油輸入量は20.8%増の4966万トンで、伸びは1〜2月の4.1%から急拡大した。また、3月の規模以上工業企業の原油加工量は19.7%増の5979万トンに上る。1〜2月の15.0%に続いて10%台の伸びを保った。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
3月の石炭価格は、再び上昇傾向がみられている。国家統計局調べによる普通配合炭(4500kcal/kg)トン当たり価格は、2月下旬の461人民元(約7700円)から、3月下旬は526人民元に反発していた。一部主要産地からの供給が伸び悩んだことなどを映している。
国家エネルギー局が発表した「2021年エネルギー政策に関する指導意見」では、21年の石炭消費のエネルギー消費全体に占める割合は56%に抑えられる見込みだ。20年実績は前年比0.9ポイント低下の56.8%となっている。
一方、3月の石炭輸入は1.8%減の2733万トンとなり、減少率は1〜2月の39.5%から大きく縮小した。ただ、1月からの累積では28.5%減の6846万トンに低迷し、マイナス成長が続いている。
また、3月の原油輸入量は20.8%増の4966万トンで、伸びは1〜2月の4.1%から急拡大した。また、3月の規模以上工業企業の原油加工量は19.7%増の5979万トンに上る。1〜2月の15.0%に続いて10%台の伸びを保った。
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