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  ニュース     2021/06/16 19:00

中国:都市部1〜5月固定資産投資↑15.4%、成長ペース鈍化 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国国家統計局は16日、2021年1〜5月の都市部・固定資産投資が前年同期比15.4%増の19兆3917億人民元(約333兆7311億円)だったと発表した。増加率は市場予想(17.0%)、1〜4月実績(19.9%)を下回っている。新型コロナウイルス流行前の19年1〜5月との比較では8.5%の伸び。過去2年間の平均成長率は4.2%だった。
 うち民間固定資産投資は前年同期比18.1%増の11兆2472億人民元。5月単月の都市部・固定資産投資は前月比で0.17%増加している。
 業種別では、第1次産業が前年同期比28.7%増の4692億人民元、第2次産業が18.1%増の5兆7570億人民元、第3次産業が13.8%増の13兆1386億人民元だった。
 第2次産業のうち、工業投資は18.1%増加。うち採鉱業が13.9%増、製造業が20.4%増、電力・熱力・ガス・水供給業が7.3%増で推移している。
 第3次産業のうち、基礎インフラ投資(電力・熱力・ガス・水供給業は含まず)は11.8%増えた。うち水利管理が15.4%、公共施設管理が8.7%、道路運輸が10.6%、鉄道運輸が7.1%ずつ増加している。
 地域別の増減率は、東部が14.9%増、中部が25.2%増、西部が14.5%増、東北が12.0%増という水準。
 企業別の増減率は、内資企業(国内企業)が15.3%増、香港・台湾・マカオ企業が24.6%増、外資系企業が10.0%増だった。


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