【亜州ビジネス編集部】香港政府は17日、今月26日付で開始を予定していたシンガポールとの「トラベルバブル」について、実施を延期すると発表した。シンガポールで新型コロナウイルス感染者が急増していることが理由。今後の予定については、6月13日までに発表する。
　「トラベルバブル」とは、両地域が認める新型コロナ検査で陰性との結果を得るなど一定の条件を満たした旅客に対し、渡航目的を制限せず、強制隔離なしで両地域間での移動ができるようにするスキーム。香港とシンガポールは当初、昨年11月に開始する予定だったが、コロナ流行再拡大を受けて実施を延期していた。今回で2度目の先送りとなる。


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