ニュース 2020/12/28 19:00
中国:主要工業企業の11月利益15.5%増、拡大ペース大幅鈍化
経済・統計
全国工業企業の利益総額は2020年11月、前年同月比15.5%増の7293億2000万人民元(約11兆5650億円)に伸びた。プラス成長は7カ月連続。ただ、増加率は前月の28.2%から12.7ポイント鈍化している。1〜11月の累計では、前年同期比2.4%増の5兆7445億人民元だった。中国国家統計局が27日に報告した。
統計局の専門家によると、10月は比較対象となる前年同月の実績が低かった反動で大幅な伸びを示していたことから、11月の増益ペースが鈍化した。増益ペースは減速したものの、依然として2ケタ成長を維持していると強調している。
経営形態別では、国有企業・国有持株会社の1〜11月利益が4.9%減の1兆4456億9000万人民元、株式制企業が2.3%増の4兆580億1000万人民元、外資系企業(香港・台湾・マカオ資本を含む)が4.3%増の1兆6105億2000万人民元、私営企業が1.8%増の1兆7332億2000万人民元で推移した。
業界別では、41種のうち25種で増益、15種で減益、1種で横ばい。増益業界では、専用設備製造が23.0%、コンピューター・通信・その他電子設備製造が15.7%、汎用設備製造が12.5%などと高い伸びを示している。また、自動車製造が7.2%増とプラス成長を維持した。半面、石油・天然ガス採掘が70.8%、石油・石炭・その他燃料加工が44.0%、石炭採掘・選炭が24.5%ずつ減少した。
新型コロナウイルス流行を受けて、工業企業の利益総額は今年1〜2月に前年同期比で38.3%減少。現行の統計が遡れる2010年以降で、最大の落ち込みを記録していた。ただ、その後は徐々に下げ幅が縮小し、5月には単月でプラス成長を回復。年初来の累計では、10月にプラス成長に転じた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
統計局の専門家によると、10月は比較対象となる前年同月の実績が低かった反動で大幅な伸びを示していたことから、11月の増益ペースが鈍化した。増益ペースは減速したものの、依然として2ケタ成長を維持していると強調している。
経営形態別では、国有企業・国有持株会社の1〜11月利益が4.9%減の1兆4456億9000万人民元、株式制企業が2.3%増の4兆580億1000万人民元、外資系企業(香港・台湾・マカオ資本を含む)が4.3%増の1兆6105億2000万人民元、私営企業が1.8%増の1兆7332億2000万人民元で推移した。
業界別では、41種のうち25種で増益、15種で減益、1種で横ばい。増益業界では、専用設備製造が23.0%、コンピューター・通信・その他電子設備製造が15.7%、汎用設備製造が12.5%などと高い伸びを示している。また、自動車製造が7.2%増とプラス成長を維持した。半面、石油・天然ガス採掘が70.8%、石油・石炭・その他燃料加工が44.0%、石炭採掘・選炭が24.5%ずつ減少した。
新型コロナウイルス流行を受けて、工業企業の利益総額は今年1〜2月に前年同期比で38.3%減少。現行の統計が遡れる2010年以降で、最大の落ち込みを記録していた。ただ、その後は徐々に下げ幅が縮小し、5月には単月でプラス成長を回復。年初来の累計では、10月にプラス成長に転じた。
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