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  ニュース     2020/10/29 19:00

中国:A株市場初でCDR登場、交通ロボ「九号機器人」が新規上場 無料記事

 A株市場初の「CDR」(中国預託証券)が29日、上海証券取引所のハイテク・スタートアップ企業向け株式市場「科創板」に新規上場した。「VIE」(変動持分事業体)スキームを利用し、ケイマン諸島に本社登記したレッドチップ企業、九号機器人有限公司(Ninebot:689009/SH)が株式公開。基準価格の18.94人民元と比較し、初値は74.23%高の33.00人民元、終値は103.27%高の38.50人民元となっている。時価総額は271億1000万人民元(約4210億円)に膨らんだ。
 電動立ち乗り二輪車、キックスケーターの大手、九号機器人は交通分野のサービスロボット生産企業。スマート機器の設計、研究・開発、生産、販売、サービスを一貫して手掛けてきた。実質的な本社は、北京市海淀区西小口路66号の中関村東升科技園のA4号ビルに位置する。
 株主の多くは、小米グループ、セコイア・キャピタルなどのVCやPEが占める。A株704万900株を発行し、CDRに組成した。1株=CDR10単位となる。今回は7040万9200単位のCDRを上場させた。国泰君安証券が上場を推薦している。概算22億7700万人民元を調達した。



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