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  ニュース     2021/03/03 19:00

中国:吉利控股傘下のボルボ・カー、2030年に全面電動化 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】浙江吉利控股集団有限公司(Geely Group)傘下のボルボ・カーが自社製品の電動化に向けたアクセルを踏み込む。ボルボ・カーは2日、ハイブリッド自動車を含めて燃油車を段階的に淘汰すると発表した。2030年時点の販売車両は、全面的に純電気車とする。中国政府系メディアが伝えた。
 同社はこの日、純電気自動車モデル第2弾の「C40 Recharge」を正式披露している。2020年に発表した第1弾「XC40 Recharge」に続く純電気モデルだ。
 吉利控股は1997年に自動車事業に新規参入。傘下に香港上場の吉利汽車HD(175/HK)などを擁する。近年は海外市場の開拓に向け、積極的に買収を実施。2010年8月には、米フォード・モーターから乗用車大手ボルボ・カーを18億米ドル(約1920億円)で買収した。13年には「ロンドンタクシー」で有名な英ロンドン・タクシー・カンパニーも傘下に収めている。17年9月、マレーシア同業プロトンへの出資を完了。同年12月、トラックメーカー大手ボルボなどを擁するABボルボの株式8%を取得すると発表した。
 吉利汽車HDは今年2月24日、グループ企業であるスウェーデンのボルボ・カーズと「事業合併」すると発表した。双方が独立した企業構造を維持した上で、パワートレイン(駆動装置)や電動化、自動車の電動化や自動運転技術に関し協力関係を強化する。


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