ニュース 2020/11/13 19:00
中国:インバウンド観光客が急減、上期は8割減の1454万人
経済・統計
海外から中国を訪れる観光客が急減している。中国旅遊研究院が10日発表した「中国インバウンド観光発展レポート2020」によれば、2020年上半期の訪中観光客数は前年同期比80.1%減の1454万人に落ち込んだ。うち宿泊客が8割を超える下げ幅を示している。中国新聞網が10日付で報じた。
新型コロナウイルスの世界的な流行が完全に抑制されないかぎり、20年通年を通じて、外国人観光客の急激な減少は続くと中国旅遊研究院は分析している。新型コロナがもたらす影響は、インバウンド観光の顧客市場や旅行の目的地構成にも変化をもたらすという。コロナ後は潜在的なインバウンド観光客は安全性への配慮から旅行距離を短縮するため、初期段階では周辺の近隣エリアが主要市場になるという。
旅行の目的地としては、新型コロナによる影響が比較的小さい自然環境エリアが好まれるようになると指摘。具体的には、チベットや青海、寧夏、貴州、甘粛など西部エリアで、コロナ後のインバウンド観光回復のためのキャッチアップの機会を創出するとしている。
コロナ後の一定期間における旅行先のマーケティングやプロモーションなどの取り組みでは、「安全」「健康」をキーワードとして、現地のイメージを再構築する必要があると旅遊研究院は提言した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
新型コロナウイルスの世界的な流行が完全に抑制されないかぎり、20年通年を通じて、外国人観光客の急激な減少は続くと中国旅遊研究院は分析している。新型コロナがもたらす影響は、インバウンド観光の顧客市場や旅行の目的地構成にも変化をもたらすという。コロナ後は潜在的なインバウンド観光客は安全性への配慮から旅行距離を短縮するため、初期段階では周辺の近隣エリアが主要市場になるという。
旅行の目的地としては、新型コロナによる影響が比較的小さい自然環境エリアが好まれるようになると指摘。具体的には、チベットや青海、寧夏、貴州、甘粛など西部エリアで、コロナ後のインバウンド観光回復のためのキャッチアップの機会を創出するとしている。
コロナ後の一定期間における旅行先のマーケティングやプロモーションなどの取り組みでは、「安全」「健康」をキーワードとして、現地のイメージを再構築する必要があると旅遊研究院は提言した。
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