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  ニュース     2021/02/01 19:00

中国:「春運」旅客低迷、昆明空港は出入境97%減 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】春節(旧正月)前後40日間の特別輸送態勢「春運」に関し、中国各地で滑り出しの客足が大きく鈍っている。雲南省の昆明長水国際空港(KMG)では、1月28〜31日にかけた4日間の出入境旅客数が前年同期比97.19%減の872人にまで落ち込んだ。出入境航空機は32機を数えている。うち貨物専用機は26機(出入境航空機全体の81%)に達した。前年同期比で26倍に拡大している。中国新聞網が伝えた。
 各国・地域が新型コロナウイルスの防疫に注力するなか、空運客の減少が鮮明化している。この時期として、直近10年で最低を記録した。
 2021年の「春運」期間は1月28日から3月8日まで。国家発展改革委員会は先ごろ、コロナ感染の再拡大を防ぐため、各部門が協力して防疫対策を進める方針を示した。
 春節期間の帰省自粛も呼び掛けている。中央政府は帰省者に対し、7日以内に発行されたPCR検査陰性証明の携行と、規制後14日間の自宅待機、その間の毎日の検温を義務付けた。上海市や安徽省合肥市などは、外地出身の労働者に帰省自粛を要請。補助金や金券の配布などを始めた。江蘇省蘇州市は、帰省を断念した外地出身者に対し、戸籍取得に必要なポイントを加算している。


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