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  ニュース     2021/02/01 19:01

中国:1月製造業PMIは51.3で着地、市場予想下回る 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国国家統計局と中国物流購入連合会は1月31日、2021年1月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が51.3だったと報告した。昨年12月実績(51.9)から0.6ポイント低下し、市場予想(51.6)を下回っている。ただ、節目の50は11カ月連続で超過した。
 事業規模別の1月製造業PMIは、大・中企業が節目の50を上回り、小企業は下回っている。大企業が52.1(前月比↓0.6ポイント)、中企業が51.4(↓1.3ポイント)、小企業が49.4(↑0.6ポイント)で推移した。うち大企業については8カ月連続で52.0以上となり、製造業の堅調な回復を支える重要な役割を果たしている。
 指数の変動は、生産指数が53.5(前月比↓0.7ポイント)、新規受注指数が52.3(↓1.3ポイント)と節目の50を上回った。一方、原材料在庫指数が49.0(↑0.4ポイント)、雇用指数が48.4(↓1.2ポイント)、サプライヤー配送時間指数が48.8(↓1.1ポイント)と50を下回っている。
 18年1月から開示が始まった製造業とサービス業界を合わせた「総合PMI指数」は、季節調整済みで前月を2.3ポイント下回る52.8だった。総合PMI指数は中国全体の経済成長動向と景気循環サイクルを示すもので、マクロ経済の動向をより鮮明に数値で示すことが可能。EU圏、米、英、独、日など各国で報告される計算方法に沿って、各項目をウエートに応じて足し合わせている。製造業PMIと非製造業PMIでは反映しきれない、全体的な景況感を示す。
 一方、同月の非製造業PMIは52.4という結果。市場予想(55.0)以上に、前月実績(55.7)から低下した。
 セクター別では、建築業ビジネスサービスが60.0(↓0.7ポイント)と高水準を維持。サービス業は51.1(↓3.7ポイント)に下向いたものの、引き続き50を超えている。業種別では、放送・衛星通信サービス、貨幣金融サービス、資本市場サービス、保険が60を上回る半面、航空運輸、道路運輸、宿泊、飲食、住民サービス、文化・スポーツ娯楽などが50を下回った。
 このほか、新規受注指数は48.7(↓3.2ポイント)、投入価格指数は54.5(↑0.2ポイント)、販売価格指数は51.4(↓0.9)、従業員指数は47.8(↓0.9ポイント)、業務活動予期指数は55.16(↓5.5ポイント)にそれぞれ変動した。


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