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  ニュース     2021/05/07 19:00

中国:労働節連休旅客120%増、全国2.3億人 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】2021年労働節連休期間の国内旅行者数は、全国で前年同期比119.7%増の延べ2億3000万人に達している。新型コロナウイルス感染拡大前の同時期と比べても3.2%増加し、コロナ前を上回った。また、実現国内旅行収入は138.1%増の1132億3000万人民元(約1兆9100億円)に達し、コロナ前の77.0%水準まで回復している。文化旅行部が発表した。
 労働節休暇前に政府は感染防止策を通知し、全国に予約利用やピークシフトを要請。観光地ではネットなどを活用した観光客数予測と管理が行われた。中国旅遊研究院によれば、観光客の32%がオンラインで予約し、観光客33%がQRコードや顔認証などを用いて観光地にペーパーレス入場したという。
 労働節休暇期間に全国国家A級観光地の90%にあたる12000カ所が正常に開放された。5A級観光地の受入人数は4800万人に上る。
 海南省旅遊文化広電体育庁によれば、3月の海南省の旅客受入数は、前年同期比226.5%増の延べ724万8600人に急拡大した。1〜3月の累計では、168.1%増の2291万3100人に達している。3月の宿泊旅客は157.0%増の延べ534万4300人、日帰りは1254.4%増の190万4300人を数えた。
 一方、マカオ政府は1日、今年4月の域内カジノ売上高が84億100万パタカ(約1140億円)に達したと報告した。前年同月の7億5400万パタカに比べ、約11倍に膨らんでいる。前月比でも1.1%増加。売上高は新型コロナウイルス流行で急減した2020年2月以降で最大を記録した。1〜4月の累計では、前年同期比2.6%増の320億4300万パタカ。1〜3月の22.5%減からプラス成長に転じた。19年4月との比較では64.4%減と依然低い水準にある。1月からの累計では2.6%増、19年1〜4月と比べると67.9%の減少だ。
 コロナ禍を受け、マカオのカジノ売上高は20年に前年比79.3%減の604億4100万パタカに縮小し、2年連続のマイナス成長に沈んだ。ただ、業況は徐々に回復傾向。中国政府は20年9月、本土住民すべてを対象にマカオ観光ビザ(個人・団体含む)の発給を再開した。21年2月には、単月のカジノ売上高が1年5カ月ぶりにプラス成長を回復している。


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