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  ニュース     2020/12/18 19:00

中国:スマート家電出荷2.5%減、7〜9月で全国5112万台 無料記事

 スマート家電の出荷台数がマイナス成長に転じた。調査会社IDCによると、今年第3四半期のスマート家電出荷は、中国電体で前年同期比2.5%減の5112万台に落ち込んでいる。スマートスピーカー、ディスプレイ・娯楽機器の低迷が目立った。それぞれ14.7%減の829万台、19.9%減の1238万台に沈んでいる。証券日報が16日付で伝えた。

 販売額ベースの上位3社は、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)、広東美的集団(000333/SZ)、海爾集団(ハイアール)。それぞれのシェアは、16.3%、11.3%、9.8%となっている。その他は合算62.7%で推移した。

 出荷の不振に関し、専門家は新型コロナウイルスの防疫、主要部品の不足などがあると分析している。防疫を優先し、一部の生産拠点では出荷が滞ったようだ。ディスプレイ、半導体チップの品薄と値上がりが響き、テレビなどの出荷が鈍ったとみている。また、7〜9月にかけては、「6月18日」や「11月11日」などに展開する販促イベントが開催されなかった点も要因として挙げた。消費者のサイドでも、購買力の低下による買い控えが一部にみられたという。


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