【亜州ビジネス編集部】クラウドを通じてユーザーにインフラストラクチャ・サービスを提供するコンピューティング・サービス「IaaS（Infrastructure-as-a-Service）」に関し、中国の阿里巴巴集団HD（Alibaba：BABA/NYSE、9988/HK）が存在感を高めている。2020年の世界大手市場シェアは、アマゾンAWSが40.8％、マイクロソフトAzureが19.7％、アリババ阿里雲が9.5％、グーグルが6.1％に達した。アリババはアジア首位、世界3位の座を固めている。米市場調査会社ガートナーが21日に報告した。

　20年の世界クラウド・コンピューティング市場は、前年比40.7％増の642億8600万米ドル（約6兆9400億円）に膨らんでいる。うち中国は6割以上も成長した。直近5年の世界シェア動向は、AWSが16年の53.7％から縮小した。一方、Azureは約3倍、阿里雲は約4倍に拡大したという。華為雲は20年の世界5位にランキングされた。


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