総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」などを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス（PPIH：7532/東証1部）が香港で出店攻勢をかけている。2020年に入り、銅鑼湾（コーズウェイベイ）、中環（セントラル）、将軍澳（チョンクワンオウ）に相次いで出店したのに続き、香港を代表する観光名所・山頂（ザ・ピーク）に6店舗目をオープンする計画だ。12月18日の開業を予定している。現地メディアが17日伝えた。
　報道によると、新店舗は全面リニューアルを終えた山頂の大型ショッピングモール「山頂広場（ピーク・ギャレリア）」に入居する予定。店舗名は「情熱笑店（JONETZ MARKET）」で、これまでの業態「DON DON DONKI」とは異なる店舗展開となる。「情熱笑店」では、日本の屋台や祭りをイメージし、たこ焼きや寿司、おでん、焼き鳥などの軽食店が軒を並べるという。
　PPIHは2019年7月、尖沙咀（チムサーチョイ）に「ドンドンドンキ（DON DON DONKI）」1号店をオープン。同年12月にセン湾（チュンワン）2号店を開業した。20年に入ると、コロナ禍の影響もあって一時は時短営業を強いられたが、出店拡大への意欲は変わっていない。
　なお、「DON DON DONKI」は「ドン・キホーテ」の東南アジア向け業態。シンガポール、タイ、香港の3カ国・地域で展開されている。


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