ニュース 2020/12/07 19:59
「オートX」の完全無人運転車、中国初の公道試験
経済・統計
自動運転技術のスタートアップ、深セン裹動智駕科技(オートX)は3日、広東省深セン市で完全無人運転車の走行試験を開始した。中国の公道で無人運転車の試験を始めて展開する。ロイター通信などが同日報じた。
走行試験はクライスラーのミニバン「パシフィカ」を用いる。テスト車両の割り当ては深セン市が25台、他の都市が5台だ。
中国では、トヨタが支援するPony.aiや配車サービス最大手の滴滴出行(ディディ)も自動運転車の実験を行っているが、1〜2人の安全担当者が同乗している。
また、同業の文遠知行科技有限公司(WeRide)や百度(バイドゥ:BIDU/NASDAQ)は走行テストの際、車両の制御にリモートセンターを利用しているが、オートXはリモートセンターを持たない。同社はこの理由について、現在の通信インフラでは第5世代(5G)移動通信の信号の安定性が不十分で、ハッカーが車両を攻撃する可能性もあり、安全面で問題があるとの認識を示した。
2016年に発足したオートXは、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)の他、東風汽車集団(489/HK)、上海汽車、上海汽車集団(600104/SH)、台湾IC設計最大手、聯発科技(メディアテック:2454/TW)などから支援を受けている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
走行試験はクライスラーのミニバン「パシフィカ」を用いる。テスト車両の割り当ては深セン市が25台、他の都市が5台だ。
中国では、トヨタが支援するPony.aiや配車サービス最大手の滴滴出行(ディディ)も自動運転車の実験を行っているが、1〜2人の安全担当者が同乗している。
また、同業の文遠知行科技有限公司(WeRide)や百度(バイドゥ:BIDU/NASDAQ)は走行テストの際、車両の制御にリモートセンターを利用しているが、オートXはリモートセンターを持たない。同社はこの理由について、現在の通信インフラでは第5世代(5G)移動通信の信号の安定性が不十分で、ハッカーが車両を攻撃する可能性もあり、安全面で問題があるとの認識を示した。
2016年に発足したオートXは、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)の他、東風汽車集団(489/HK)、上海汽車、上海汽車集団(600104/SH)、台湾IC設計最大手、聯発科技(メディアテック:2454/TW)などから支援を受けている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。