「第3回 中国国際輸入博覧会（CIIE）」期間中の成約見込み額は、合計726億2000万米ドル（約7兆6400億円）に上った。伸びは前回比で2.1％にとどまっている。中国国際進口博覧局の孫成海・副局長が10日に報告した。
　新型コロナウイルスの流行による経済停滞という逆風を受けながらも、契約がプラス成長を確保した点を評価している。
　第3回の輸入博は、5〜10日にかけて上海市内で開催された。4日夜の開幕式では、習近平・国家主席がビデオ演説し、向こう10年間にわたる中国の輸入額は累計22兆米ドル（約2300兆円）を超えるとの見通しを示した。中国は引き続きデジタル経済、インターネットなどの分野で対外開放を進め、輸入規制を緩和していくと語っている。
　2019年11月5〜10日にかけて開かれた前回の「第2回 輸入博」には、世界の3893社が参加。内外企業間の成約見込み額は全体で合計711億3000万米ドルに達した。18年に開催された初回と比較し、23％拡大したとされる。


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